太陽の塔 - 進歩と調和、4つの顔

 


太陽の塔


1970年、「人類の進歩と調和」をテーマとして
日本で初めての万博が大阪で開催されました。

未来への希望に満ちた国民の感動と期待を、見事に表現した
大きな大きなプロジェクト。
世界中から人々が集い、輝く未来に夢を馳せたのです。
いまも勇気と躍動感を感じさせてくれます。


そのテーマ館の一部として、岡本太郎氏の芸術作品「太陽の塔」が建てられました。
太陽を受けとるように、南を向いています。



太陽の塔には、4つの顔が表現されています。

一番上の黄金の顔は「未来」、

正面の太陽の顔は「現在」、

背面の黒い顔(写真下)は「過去」、

地下にあった「地底の太陽」(写真下)はいのりの心を

象徴しています。


背面にある「黒い顔」=過去




塔の地下に展示されていた「地底の太陽」
人間のこころの祈りをあらわす。
現在は行方不明。
 
 
 
4つの顔は、塔の地下から天上まで一直線上に整列しています。
 
 
さらに、塔の中には、生命エネルギーを象徴する「生命の樹」が
天に向かって貫くように設置されていました。
地下(過去)、地上(現在)、空中(未来)を貫く生命の樹に、
当時の人々は感動しました。
 
 
 
「生命の樹」は40億年前に誕生した生命から人類誕生までの進化過程を表し、
岡本太郎氏デザインによる292体のあらゆる生物模型が時代順に展示されました。


横から見た「生命の樹」
塔の中=太陽の空間の中を生命の樹が天に向かって
成長しながら進化を遂げています。


万博記念公園内では、あらゆる施設が今も運営されています。


Expo '70 パビリオン館は大阪万博の記念館として、
当時の「未来ビジョン」を伝えてくれています。
(入場料 200円)

全世界の五色人が日本に初めて集った万博の賑わいのエネルギーが
満ちています!

これは「大林組」の出展、みどり館
この形は!!!

写真はありませんが、武満徹さんの音楽が流れ続ける
宇宙スペースの展示があり、44年前にそんなビジョンを持ってらした
当時の芸術家達に畏敬の念を感じます。


また、

国立民族学博物館は世界中の諸民族の社会・文化に関する理解を深めるために
とても興味深い展示を直に見ることができます。
(入場料 420円)

私は、ここだけで丸一日過ごしたいと思いました…


インド占星術で使われていたホロスコープ盤
に釘付けになりました






大阪万博記念公園
http://www.expo70.or.jp/

駐車場の混雑度も、随時このサイトでチェック可能です。

*記念公園に入るには250円の入場料が必要です。


 



 



0 件のコメント:

コメントを投稿